P.A.WORKS Blog

強い台風の去って行った夜に♪

大型台風が向かっている東京です。

そんなタイミングで今夜は『花咲くいろは』最終話の納品です。

ラスト8カットのリテークチェックの為、安藤監督と辻Pはこれから撮影のT2スタジオに向かうようです。

暴風雨が吹き荒れる外の天気とは対照的に、今朝まで戦場だった東京のP-10スタジオにはマッタリとした空気が流れています。

辻Pが隣で「なんか終わりそうですね」、と笑いながら電話をしています。

相手は撮影監督の並木さんでしょうか。

台風が関東上空を通過する頃、「スタッフのみなさんお疲れさまでした」と言えるといいな。

ビデオ編集まであと6時間。7カ月ぶりに解禁になるラーメンの味を思い出しながら、この作品のことを考えるには充分な時間です。

水, 9月 21 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

【弊社作品DVDチャリティ販売のお知らせ】若手アニメーター育成プロジェクト プロジェクトA

PROJECT Aご存知の方もおいでかと思いますが、昨年度、弊社他3社で文化庁の若手アニメーター育成プロジェクトの一環としてアニメーション制作をしました。

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この度、その弊社作品「万能野菜 ニンニンマン」を含む4作品が収録されたDVDを先の東日本震災への復興支援に役立てていただければと思い、じょうはな座様のご協力により下記のような形で「チャリティ販売」をさせていただく事にいたしました。

【収録作品】
『万能野菜ニンニンマン』P.A.WORKS
『おぢいさんのランプ』テレコム・アニメーションフィルム
『キズナ一撃』アセンション
『たんすわらし。』Production I.G

販売場所 南砺市城端伝統芸能会館 「じょうはな座」カウンター

http://johanaza.city.nanto.toyama.jp/

販売総数500枚

販売開始日 9月17日(土)

価格1枚税込 1800円

※売り上げの全額を南砺市様を通じて震災復興のために寄付をさせていただきます。また、10月9日の「湯涌ぼんぼり祭り会場」でも上記販売総数500枚のうちから販売をさせていただきます。

プロジェクトA 公式サイト   http://www.janica.jp/pja/main.html

木, 9月 15 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

ピリピリ辻P

アイスは二日に一個と決めたのが正しいことだったかは判りません。

『シェイクはアイスに含まれない』と自分に言い聞かせ、一橋学園駅前のマックに入ってマックシェイクを注文したところ

「シェイクは取り扱っておりません」

『ガーーー!! なんだとう!!』

そのまま回れ右してピリピリを鎮めるため、隣のスーパーでMOW(レモン)を買ってしまいました。

 

『花咲くいろは』最終話の完成に向けて辻Pのピリピリも頂点に達し、あと3日で噴火するかと思われます。

辻Pと本社の原画スタッフ一人一人の会話は、選挙演説最終日の陳情のようです。

もう残っているのは大変なカットばかりだし、拝み倒してでも頼まなきゃいけないものだから

「打ち上げで会ったら俺を刺してくれて構いませんから、なんとか…」

そんな物騒な会話が聴こえてきます。

「もしそうなったらエンドテロップに『辻Pに捧げる…』って入れてやるからな」

 

東京と本社スタッフ間とのやりとりは、スカイプを使用しているのですが、そういえば最近辻Pのアイコンが岸田メルさんの顔写真になっている。

彼からスカイプがかかってくるとPCの真ん中に岸田さんの顔がドン!と出るわけです。

『何があったんだ辻P…』

ははん、さてはイケメンの力を借りて少しでも女性原画マンのピリピリを抑える効果を狙っているんだな。

 

土, 9月 10 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

P.A.WORKS10周年記念クマ鈴の販売方法 変更について

以前に当ブログでご案内させていただきました P.A.WORKS10周年記念クマ鈴ですが、近隣の皆様への配慮などから「じょうはな座」での販売方法を検討の結果、下記のように変更させていただきます。

購入ご希望の皆様には何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

変更販売方法

9月17日(土)・18日(日)両日とも12:30までに(12:20頃から列整理)「じょうはな座」にお集まりいただきました方を対象に整理券を配布させていただき、各日の予定数量150個(お一人様一個まで)を上回る希望者がお並びになられた場合は、抽選販売とさせていただきます。

水, 9月 7 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

妄想担当&構想担当

思いつきで作ったP.A.WORKS10周年記念熊鈴は、思いのほか涼やかな余韻を楽しめるものでした。

名の知れた高岡銅器とはこういうものだったのかと気を良くして、今度は作品の記念品としてスタッフに配るものを作ってみたいな、と、また思いつきまして。

これから作品毎に形の違う鈴を並べたら、いつか振りかえって、ひとつひとつ作品を作ってきたんだなあ、と実感できるかしらん。

『花咲くいろは』の湯乃鷺でも、山間にはこれから熊が出るだろうし。

『Another』の鈴は背筋が凍るような音だろうな。

そんな妄想を楽しんだ後は、いつも専務にパスをするのです。

「専務、打ち上げで配る記念品に鈴を作りたい。そんなわけであとは宜しく」

とか、

「専務、本社の周りには遅くまでやっている飲み屋がないので、みんな高岡や砺波まで電車で飲みに行っているらしい。終電もない。誰かに近所に建ててもらって欲しい。俺は遅くまでやっているお好み焼き屋がいいと思う。愛ちゃん焼きを売っててもいいかも」

とか、

「3000円で【アニメ王国】って書いた看板作って欲しい」

とか、

「いつか幼児向けのアニメーションを作ったら、主人公の少女が住んでいる家の子供部屋をそのまま再現したい。うわー、夢が広がる」

とか、思いついたことを片っ端から素早くパスするわけです。

「ちょっと待て!全く。なんでも好き勝手言うな!」

「いやさ、俺は妄想担当で、専務は構想担当だからさ」

そうすると、専務があれこれ考えて実現するわけです。

昔、女子社員に言われたことがあります。

「私、社長になりたい。専務は大変そうだから」

僕もそう思います。

そう、P.A.WORKSの専務はとても大変なのです。

そのうちEDクレジットが【大変な専務】に変わるかもしれません。

 

そんな訳で、思いつきで作った10周年記念熊鈴の評判がよかったので、欲しいという方の為にP.A.WORKSの大変な専務からお知らせがあります。

では、どうぞ↓↓↓

 

【PAワークス10周年 記念クマ鈴 限定販売のお知らせ】

以前公式ブログで書きましたPAワークス10周年記念として作成した、

「クマ鈴」(高岡銅器製)の販売のご要望をその後数多くいただいておりました。

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その言葉を真に受けて(笑)このクマ鈴を追加で作ってみました。

高岡地域は富山県高岡市の地場産業として、様々なキャラクターなどの銅器製品も作成している地域です。

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弊社としてはこういう地場産業の皆さんとも、一緒に地域を盛り上げていくお手伝いが出来ればと思っています。

 

そのクマ鈴を数量は限らせていただきますが、ゆかりのある下記の場所で販売をさせていただこうと思います。

◉城端むぎや祭開催日

9月17日(土) 12:00〜 予定数量150個

18日(日) 12:00〜予定数量150個

場所:じょうはな座

当日は先着順にてお一人様一個までとさせていただきます。

前夜や当日早朝からお並びいただくことは、近隣の皆様にご迷惑となりますのでおやめ下さい。

 

◉湯涌ぼんぼり祭り会場

10月9日(日) 予定数量 500個

※詳細は後日発表させていただきます。

 

価格は3500円(税込)です。

 

また、今後作品ごとに完成記念ベル(今後はこう言わせていただきます)を作っていきたいなぁ〜

と思い、まずは第一弾として「花咲くいろはバージョン」も制作中です。

そちらはまたお知らせいたしますので、しばらくお待ちください。

水, 8月 31 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

素材から映像をイメージする力

撮影から上がったムービーをチェックしていると、緒花の複雑な髪形や花の髪飾りに目がいってしまいます。

『花咲くいろは』の作画は日常芝居が中心です。

緒花の頭のような複雑な造形の、ゆっくりとした動きの方が、実はダイナミックなアクションよりも、作画は細やかな神経を要求されることが多いのです。

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例えば上の緒花が、手渡されたバイト料を見て立ち眩みを覚え、頭をゆっくり振ったりすると、

変化したあらゆる角度で、全てのパーツの移動幅をきっちり合わせながら、髪飾りやモジャ毛の纏まりを描く必要があります。

 

この計算が適正でないと、ムービーにした場合に、そのパーツだけが独立したおかしな動きをします。

髪飾りだけ頭の動きと微妙に合っていなかったり、一部の髪の毛の纏まりだけ不自然な体積変化や動きをします。

でも、この間違いを原画の紙面上で確認すると、ほんの1mmにも満たないズレだったりするんですよね。

パラパラと見ても僕には判断がつかない。

そのズレを防ぐために、アニメーターは細心の注意を求められます。

上手い原画マンや作画監督の描く原画の体積変化や角度変化、軌道は精密機械のように正確なのです。

相当に最終画面のリテークを意識して経験を積んできたのでしょうね。

 

原画の時点で判断するのは極めて難しいけれど、ムービーでチェックすれば間違いも分り易いので、工程のデジタル化が進んでからは

「ムービーで結果を見てから判断」することが多くなっているように思います。

この判断の先送りが今後何をもたらすことになるのか。

集中力や緊張感の欠落、ムービーになってからのリテーク率の増加、無駄な時間とコストもそうですが、

アニメーターや演出が、原画とタイムシートだけを見て最終画面をイメージする力が弱くなっていくのだろうと思います。

 

水, 8月 31 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

夏の終わりの休日

夜に聴こえる虫の音はすっかり秋です。

昼の蝉が命乞いにも聴こえる夏の終わりです。

城端では酒米の稲刈りが始まりました。

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午後から湯涌に行ってきました。

城端からは、下道で金沢大学角間キャンパスを越えて一時間足らずです。

湯涌稲荷に参拝して望み札を眺め、描かれている絵に関心し、

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1期EDで結名が座っていたベンチを眺めながらソフトクリームを舐め、

玉泉湖をぐるりと周ってぼんぼり祭りの夜を想像し、

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僕の横では若いカップルが足湯に浸かっている。

「この上に何があるの?」

「イナカ大明神だって」

「ふーん」

ふやけた足先に視線を落とし、#19のなこちに倣ってモノローグで呟く。

『えっ!? 緒花ちゃん、それはイナリ…』

柚子サイダー6本入りをお土産に買って帰りました。

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アマゾンから届いたジプシーキングスを車中でかけると、過ぎ去りし真夏の想い出を喚起させるのですが、思い出すものが無い。

今年の夏は作品の追い込みだったためか短かった。

立派な積乱雲にも二度お目にかかっただけだった。

月, 8月 29 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

青鷺になって

赤坂見附から虎ノ門に向かう地下鉄銀座線で、ドアの上の路線図を見上げておりました。

外苑前・青山一丁目・赤坂見附・溜池山王・虎ノ門・新橋・銀座・京橋・日本橋…あれ?

駅名のローマ字表記が気になりまして。

Gaiemmae  / Shimbashi /  Nihombashi は、【ん】が何故nじゃなくmなのか。

南北線もNamboku Lineだから、bとmの前のnはmにする規則性があるのかしらん。

それなら、ぼんぼり祭りもBombori Festivalですね。

 

「10月9日のぼんぼり祭りに行きたい人は手を上げて」

「はーい」「はーい」「はーい」

そんな会議がありました。

ぼんぼり祭りはどんな映像と音になるのか。

作中に登場するお祭りは、ひっそりとした山間の温泉街に古くから伝わるお祭りとして描かれています。

映像のイメージを膨らませていた頃、豊かな水を湛えた湖面に映り込む沢山のぼんぼりを想像していました。

人々の【願い】が出雲に向けて舞いあがる光景は幻想的だろうなあ…と。

 

賑やかな祭り囃子ではなく、悠長な神楽が湖畔に響くお祭りなのですが、個人的には幻想的な舞台に、フォーレの『サンクトゥス』が聴こえてきそうです。

浜口史郎さんにイメージを伝えて作曲して頂いた劇伴M60 は、作中度々神社のシーンで使用されています。

7月23日に行われた湯涌ぼんぼり祭り点灯式の会場でも流れていましたね。

 

10月9日には青鷺になって、リアルぼんぼり祭りを湯涌の空から鳥瞰したい!

なんとしても晴れますように!

木, 8月 25 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

女将だってずっと迷っているし

安藤監督から役者のみなさん一人一人に花束が手渡されて、『花咲くいろは』のアフレコは全て終了しました。

『花咲くいろは』の声優チームはこれで解散です。

喜翆荘のメンバー同様、家族的な繋がりを感じさせてくれるアフレコ現場だったので、ちょっと寂しくなります。

感傷にひたりたいところですが、映像はまだこれからが山場なので、一ヶ月後にもう一度スタッフが集まって作品の完成を喜べる日までお預けです。

 

アフレコ後にささやかな食事会をしました。

「スイは演じながら自分もいろいろと考えさせられる役でした」

スイ役の久保田民絵さんが思うところをいろいろ話してくれました。

頼りない息子の母であり、旅館の女将でもあり、自分がしっかりしなければならない立場なので弱いところも晒すことができず、

完成された人間ではなく、子供たちに後ろめたさもあり、今もずっと迷いながら選択をし続けている人間らしいキャラクターですよね。

 

『花咲くいろは』は青春お仕事ストーリーです。

お仕事ストーリーを作りながら、現実の仕事-足元に目をやってしまいます。

この現状で高邁なテーマを作品にする資格が自分にあるのだろうかと。

20年ほど前、ベテランの脚本家に「自分の出来ていないことをテーマとして語るのは何処か後ろめたさがあるものですか?」

と訊いてみたら、何も答えず笑われてしまいました。

同席していた監督に「お前は阿呆か」と。

 

今、自分が同じことを訊かれたら、質問にどう向き合うだろうか。

あの頃と変わっていないからなあ。

出来ていなくても、鞭打って無力感を乗り越える姿を晒そう。

水, 8月 24 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

理想は高く、望みは流れる

女性の制作は寿退社をすることが多いです。

仕事も覚えてこれから、という時に選択を迫られることが多いですね。

長続きせず人材の回転が早い職種なので、戦力を失うそんな時は僕も残念だなあ…という本音を抑えて祝福することになります。

 

まだそんな選択の機会は微塵も感じさせない女性制作と話していまして。

「私の理想は、家つき、庭つき、但し親と同居はダメ。三食昼寝つき、それから車も必要ですね」

「でもなあ、そんな男は選ぶ相手も選り取り見取りだぞ」

「私を選んでくれる人がいるかもしれないじゃないですか」

「自分で探すわけでもなく、そんな理想の男が【偶然】君の前に現れて?」

「はい」

「選り取り見取りの中から【偶然】君を選ぶと?」

「はい」

『よしよし。当分その理想を下げるなよ。まだまだ働けるぞ』

 

望み札に「マジ結婚!」と書いた女性もいました。

この制作強化の時期、背に腹はかえられまい。

出雲に神様が札を運んでしまう前に、お稲荷さんに油揚げの袖の下。

そっと湯涌の川に札を流しておいてもらおうかと。

日, 8月 21 2011 » P.A.WORKS Blog » コメントは受け付けていません。

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