P.A.WORKS Blog

2016年 忘年会挨拶

今年一年お疲れさまでした!

 今年は例年になくよく映画を見ました。アニメーション作品のヒット作も多かった。
アニメーション作品が一般の人々にも受け入れられるようになって、作品を通して僕らが出来ることの広がりを感じています。
とても夢と可能性のある仕事です。
一方、アニメーションの制作スタッフとして食べていくということの難しさは、昔からあまり変わっていません。

 個人的な話ですが、厳しい業界なことは覚悟してアニメーションの仕事に就きたいと僕が言ったとき、兄貴に「食えなきゃ夢を見続けることはできんぞ」と言われたことを覚えています。その通りです。
厳しいながらも30年近く何とか食べて、夢を見続けてきました。
若い頃に監督が「地獄へようこそ。業界の常識は社会の非常識」と笑いながら現場に迎えてくれました。その通りでした。
それが僕には合っていたのかもしれません。僕にはサラリーマンのような仕事はできなかったと思います。
若い頃からとても長時間働いたけれど、どこか緩い業界だから、人間としてネジが何本か外れた僕でも務まったと思っています。
そして、僕が見てきた多くのクリエイターも、サラリーマンのような仕事ができない人がはっきり言って多かったです。
仕事は大変な反面、とても緩い部分が許容されているところもあって、それ故今もこの仕事が続けられている才能あるクリエイターも多いと思います。
考えてみれば、この厳しさと緩さの中でのクリエイティブな仕事が、良くも悪くも今の日本のアニメーション業界の規模と制作スタイルを形作ってきたのだと思います。

 今後アニメーション業界の仕事の仕方は、一般企業化の方向に向かうことが望まれています。
良いこともあると同時に、各々が出す結果に対して、今までのような緩さや甘さが排除されることを受け入れなければならくなるでしょう。
それが今の業界にどれほどの激震をもたらすのか、新しく何を得て、今まで培ってきた何を失うのかはまだ想像ができませんが、遅かれ早かれやってくる時代の流れだと思います。

 来年からP.A.WORKSは速度を上げてこの問題に対応していきます。
今まで以上にスタッフと話し合いながら改革を進めていきたいと思います。
まずは、会社の中に、この新な挑戦を受け入れる前向きな空気を作っていきましょう。
それが形になれば、これからもまともな作品を作り続けることができる制作会社として、今よりもずっと強くなれるんじゃないかと思います。
新しいアニメーションの仕事のスタイルに挑戦していきましょう。
では、乾杯!

木, 12月 29 2016 » P.A.WORKS Blog

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