P.A.WORKS Blog

2014年新人歓迎会

今年は富山本社に13名の新人アニメーターと1名の3Dスタッフが加わりました。
東京のP-10スタジオからも新人制作進行3名が本社にやってきて、夕方から新人歓迎会でした。
今年の挨拶で話したことを覚えているうちに整理して書いておこう。

制作中、物語を考えるとき、その中に3つの物語を意識するようになりました。
成長譚であること、語り継ぎたい大切なことを含んでいること、そして、物語から生まれる新しい価値観。
この「新しい価値観」という言い方が適正なものかは、まだ僕自身言葉を探しています。
もっと腑に落ちる言い方があるような気もします。

 個人にとって物語はどんな意味を持つのか、会社にとってはどうか、と考えるようになりました。
この会社を設立したころは、まだビジョンもはっきりしませんでした。
当時、「この先の自分の物語を思い描けるだろうか。この会社の物語をシナリオにできるだろうか」と自身に問うてみたんですね。
その時点では言葉にできなかったんです。それが自身にとっても会社にとっても良いことには思えませんでした。
もし、この先の起承転結のドラマが描けないのなら、今の状態以上によくなることは無いんじゃないかと思ったんです。
それが嫌だったので、ビジョンを明確にする、物語を思い描くということにを意識するようになったんですね。

 みなさんも、仕事をこなすことに必死な毎日が何年も続くと思いますが、自身の物語というものを思い描いてみてほしいです。
 記憶の本によると、単なる知識としての記憶はすぐ忘れてしまうけれど、その記憶がエピソードと結びついていると思い出しやすいそうです。
その記憶はドラマ・物語に付随しているものだからだと思います。
 そう考えると、毎日の仕事もただこなすだけではなく、自分の長い成長譚の中での行為だと位置づけたほうが、重要な意味のあるものとして自身に記憶されていくと思います。

 アニメーターは、絵は上手いけれど人に説明するのは苦手な人が多いと思いますが、先輩は「後々に語り継いでいくべきこと」を言葉にすることを意識して欲しいです。
それが時間をかけてP.A.WORKSの社内文化になっていくのだと思います。

 P.A.WORKSも、制作するアニメーションの物語を通して「新しい価値観」を描いていきたいと思うようになりました。
僕らが創出した物語に触れた人々が、それをきっかけにして、今までになかった自身の物語をあらたに思い描くことができるような、そんなキッカケの物語だと今は思っています。

 新人も先輩も会社も、それぞれに自身にあった物語のクライマックスを思い描きながら、そこに繋がる今をがんばりましょう。

ではでは。

日, 4月 20 2014 » P.A.WORKS Blog

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