P.A.WORKS Blog

有頂天日記プロローグ

 

時は江戸中期。

城端の地で職人たちが見事な曳山を作り上げてから約300年。

今日、この地にはアニメーションを作るクリエイターたちが暮らすという。

 

だが待て、しばし。

 

『有頂天家族』はP.A.WORKSが構想4年という月日を費やし、

総力を結集して制作しているアニメーションである。

無論、監督以下ほとんどのスタッフがこの本社に集結している。

ならば、その姿を伝えることこそ、我が使命ではなかろうか。

そんな想いに到り、久しぶりに筆を執った次第である。

 

申し遅れましたが、『有頂天家族』でラインPを務めます相馬と申します。

以後、よしなに。

 

さて、世間がごーるでんうぃーくなるものに浸る中、

私はというと、ひたすら最終話のコンテが上がるのを待っている。

「あぁ、早くコンテが読みたい」と呟いてみても、監督は「しばし待て」である。

 

もう、こんな生活が始まって1年以上が経つ。

監督の吉原正行はこの作品のコンテを全部で9話分も書いているのだ。

それは現在のTVアニメの作り方としては信じがたい事であり、この作品に賭ける熱意でもある。

 

だが待て、しばし。

 

最後の一本が上がらないのである。

しかし、私には分かっている。

必ずや監督はこの最後の壁を乗り越え、憔悴しつつも微笑みながらコンテを渡してくれる事を。

だから、ひたすら今日も待つのである。

 

誤解しないで頂きたいが、決して、ただ待っているだけではつまらないので日記でも書こうとか思った訳ではない。

これはれっきとした仕事なのである。

 

 

その証拠に1つみなさんにお知らせをさせて頂きたい。

既にご存じの方も多いだろうが、6月16日に『有頂天家族』のお膝元である京都にて、先行プレミアムイベントが開催される事が決定している。

 

アニメ第1話の先行上映のほか、メインキャストとスタッフのトークショーも予定されている訳だが、何と言っても、あの日本最古の劇場である「京都四條 南座」でというトンデモ企画である。

もうこれは狸に化かされているのではなかろうか。いや、狐かもしれぬ。

 

ともあれチケットの抽選受付はイープラスさんにて行われており、

受付期間は5月7日(火)23:59までである。

 

つまりは明日の夜までである。

もうあまり時間がないのである。

まだ予約されていない方は急がれよ。

 

天狗のように飛べぬとも、人間にはインターネットがあるのだから。

 

月, 5月 6 2013 » 有頂天日記

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