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元気感染反応の触媒

 10月6日に金沢の湯涌温泉で『第二回湯涌ぼんぼり祭り』が行われました。
北國新聞によると、昨年を上回る7000人もの人々にご来湯いただいたようです。人がいっぱいいるお祭りって、それだけでいいものですよね。

 【RDG】設定制作の松子から、『ぼんぼり祭り』に来ているはずの岸田メルさんを探し出すというミッションがメール送られてきまして。
こんな大勢の中から見つかるものか。
似ている人はすぐ見つかりましたが人違いでした。

 でも、会えましたよ。
 岸田さんは去年の『ぼんぼり祭り』の望み札に『締切を守る』と書いたらしいのですが、どうもお焚き上げで燃やされず残っていたらしいんですね。
だから望みは叶わなかった、と、飛び入り参加のトークショーで語っていました。
それならと今年用にもう一枚書いてもらいました。

 今年のお焚き上げでは真っ直ぐ出雲に向かうところを見届けました。
最大のミッションコンプリートです。
 下の写真は僕がnano.RIPEのライブ後に『面影ワープ』を口ずさんでいたら、「何の歌ですか?」と訊いた脚本家の岡田麿里さん。
「演歌かと思いました」
何だとぅ!

 扇階段に飾られたぼんぼりが昨年より更にグレードUPして素敵でしたね。
地元湯涌の方々の工夫によって、このお祭りはこれからも美しく彩られていくのでしょうか。

 それと、『ぼんぼり祭り』と直接関係はないのでしょうけれど、初めて湯涌を訪れたときに発見した面白カカシが至る所に増えていて、その数が10倍くらいになっていたんじゃないかな。
アイデアも豊富でギャラリーさながらに目を楽しませてくれました。
これからも来湯客を楽しませるちょっとした工夫と変化を積み重ねる湯涌温泉らしさを応援したいと思います。

 扇階段での挨拶は、階段から見た光景と感じたことをそのまま言葉にしました。
このお祭りのために湯涌に集まった人々のエネルギーを視覚化できたらどんな光景だろうと想像していました。
 【花咲くいろは】本編中で描かれた、人々の『望み』が光の束となって天に昇って行くイメージカットのように、これだけ大勢の人々の、明日も頑張ろうと思う小さな『望み』の集合体が、ぼんぼり祭りの日にグワーッとお焚き上げで舞い上がる。その上昇する力強いエネルギーが視覚化できたら素晴らしい光景だろうなあと。
 この始まりが、小さな温泉旅館街の小さなお祭りから放たれた、というのが良いと思うのです。

 【花咲くいろは】は見てくださったみなさまが『明日も頑張ろう』と思える作品にしようと思って制作しました。
それがキッカケとなって、『明日もがんばろう』と思う気持ちが『ぼんぼり祭り』という象徴となったことで、作品が終わってもずっとお祭りは続いて、大勢の人々が毎年それぞれの『望み』を確認しに集まって、小さな温泉街も元気になって、と、元気が感染していく様は想像するだけで何とも素敵じゃないですか。

 ああ、そうか。今は未来に希望が持てないとか閉塞感だとか言われるけれど、エネルギーが無いわけじゃないんだな。エネルギーを放出するための化学反応を起こす触媒(キッカケ)が全然足りないんだ。
 作品をきっかけに前向きで元気なエネルギーが感染して、放出し続けられるような、そんな触媒的役割を担えたらいいな。

 この日、【TARI TARI】の合唱曲で協力してくださった幕張総合高校合唱団がNHK全国学校音楽コンクールで金賞を受賞したとの知らせを受けました。
関係者のみなさま、おめでとうございます!
ずっと記憶に残る高校時代最高の思い出ができましたね。
卒業して、これから先何年たっても時々思い出して口ずさんで欲しいです。
『きっとみんなも何処かで歌っているんだろうな』と想像しながら。
いやあ、よかった。嬉しいです。

月, 10月 8 2012 » P.A.WORKS Blog

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