P.A.WORKS Blog

キーワードをどんどん生み出そう

木曜日の定例制作会議。
昨年春にまとめたP.A.WORKS防災マニュアルと備蓄品、連絡方法の確認。

 その後、制作デスクのマツジュン司会で「リテーク率を下げるための改善策」についてアイデアを出し合いました。
マツジュンの提案で、参加者一人一人が順番にアイデアを出すことに。
時間内で3巡くらいしたかな。もちろん僕も発言しました。

 今までの会議で、リテークが何に起因するかを大きく6つに分類しました。
①スケジュール
②システム(環境)
③映像イメージに対するスタッフの共通認識の差
④会社としての作品戦略の徹底
⑤スタッフの力量
⑥制作のコントロールする範囲

 この6つの中で具体例を挙げて、何に対して改善策を提案してもOK,ということでした。
 発言の順番が回ってくる間に良いアイデアを思いつきました!
小さなことだけど、③の改善策案として【キーワード生み出そう】ってのはどうでしょう?

 その作品はどんな映像を目指すか。監督はどんな映像を目指しているのか。スタッフ間の対話-特に監督の考えを元に、ちょっとしたキーワードを生み出してみてはどう? というものです。
大勢のスタッフが共通イメージを持ちやすく、インパクトのある言葉を、その作品スタッフの共通言語にする。

 例えば【Angel Beats!】では、撮影スタッフの峰岸さんが考案した≪峰岸フィルター≫というワードがスタッフ間で流行しました。
【花咲くいろは】では≪岸田パープル≫でしたね。【イノセンス】(*)の作画なら≪止まっているように動かせ≫(だったかな?)とか。
一言のワードで、スタッフが『ああ、僕らが目指している映像はあれね』、と解るものです。
 【TARI TARI】の映像を見ていると、キャラクター原案のtanuさんのイラストイメージに感じられるような、暖色系の柔らかい空気感を目指しているように思います。これをキーワードで表現したい。tanuレッド!? (戦隊ものみたい)

 制作は、このキーワードが偶然生まれるのを待つのではなく、生まれるように仕掛ければいいんじゃないか。
スタッフ間のコミュニケーションの場を設けるところから一歩踏み込んで、その話し合いからキーワードを生み出すことを意識するんです。

 打ち合わせやスタッフとの雑談の中から、彼らがやろうとしていることにタイトルを付けるとしたら…と考えればいいわけです。
そのキーワードを浸透させて、スタッフ間で共有していく。そうすることで、作品が目指している映像イメージを制作は自分の言葉で語れるようになりますよ。
制作現場の熱量を演出するラインPは、活発な対話を通して現場熱を生み出すキッカケも作れるんじゃないかな。
 さらに、P.A.WORKS作品には同じスタッフが参加してくれることが多いので、この共通言語キーワードの蓄積は、長い目でみてもイメージの共有を図る良い財産(引き出し)になると思います。

マツジュン、どや? 俺、ええアイデア言ったんちゃうか?

(*)…【スカイ・クロラ】でした!

日, 5月 20 2012 » P.A.WORKS Blog

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