P.A.WORKS Blog

【TARI TARI】暑中見舞い

 冷凍庫からアイスを一つ取り出して食べつつ、PCを立ち上げ、更新された【TARI TARIラジオ・ゆったりまったり放課後日誌】で三人娘のオヤジギャクのレベルを確認しつつ、
【TARI TARI】暑中見舞いに応募してくださった往復ハガキのコメントを読みました。
口と耳と目、それぞれ別々の対象に意識を向ける訓練です。ウソです。

 とても沢山のご応募ならびに【TARI TARI】の視聴感想、応援メッセージを頂きました。ありがとうございました。
読み進めるうちに、頻繁に書かれている「P.A.WORKSらしい」というフレーズに興味が湧いてきまして。
『P.A.WORKSの作品が視聴者から求められている‘らしさ’ってなんだろう?』
その正体を探りながら全てのハガキを読ませていただきました。
何度も出てくる単語―「クオリティー」、「青春群像劇」、「美術」、「芝居」、「丁寧」、「安心」。
過去作品の「true tears」、「リフレクティア」、「花咲くいろは」等。

 語弊があるかもしれないけれど、スタッフは「クオリティーを上げよう」って意識で制作してはいないと思うんですよね。
まず「こんな作品にしたい」「こんなシチュエーションを観たい」「こんな映像表現にしたい」ありきで、クオリティーはその結果なんだと思います。
 以前美術監督の東地さんに、「そんなに美術のハードルを上げて、自分で自分の首を絞めていませんか? 僕は嬉しいですけど、どんどん目が肥えちゃうなあ(笑)」と冗談と心配を交えて言うと、「いやいや、違うんです。作品がこれを求めているんです!」と返ってきたんですね。そういうことなんでしょうね。
強い創作意欲がクオリティーを引っ張り上げる。

 てことは、視聴者から求められている「P.A.WORKSらしさ」というのは、作り手の「こういうものが作りたい」という強い創作意欲がまずあって、過去作品がそうであったように、長く心に残る作品を意識して、煩雑なことからも逃げずに丁寧に作る。そんな制作姿勢だとしたら、それは今後も大切にしていこうと思います。
そう気づかせて頂いた応援メッセージでした。

 作品のジャンルやストーリーはどうでしょうね。作り手としては安定させたくないんです。オリジナル作品を制作するチャンスも頂けるようになったし、寧ろ良い意味でまだまだ意欲的に裏切りたいですね。アニメーションの王道表現で。

 今回の暑中見舞いに応募して下さった方は、【TARI TARI】視聴者の何パーセントなのかも知りたくなりました。
P.A.WORKSという制作会社の名前も知らない視聴者の方が圧倒的マジョリティーだと思います。その層の視聴感想はハガキを頂いた方とはまたちょっと違うでしょうから。

 頂いたハガキのコメントは、監督も含めスタッフで閲覧できるようにしました。反響はハードな終盤戦を乗り切るカンフル剤です。
「良い最終回だった」を何度も迎えられるようにスタッフ一同頑張ります!

土, 7月 14 2012 » P.A.WORKS Blog

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