P.A.WORKS Blog

現場を作る人って

 制作デスクのマツジュンがまとめた一覧表によると、リテーク率を下げるために改善したい44の課題がありました。

 その中の一つ一つを挙げて、マツジュンが参加者に改善案を求めます。
僕が意見を言うと活発な討論にならないと釘をさされているので、とりあえずじっと耳を傾けているわけです。

 作品を作っている時が幸せな制作がいるように、制作現場やチーム、組織を作ることに力を発揮する制作もいます。そこに誰が興味を持っているかを見ていたりもします。
まあ、人数が多くなればいろんな能力の人が集まるのが組織です。

 何の問題も無い制作現場なんてありません。日々トラブルに対処することばかりです。
現場を作る資質のある制作は、そんなトラブルに問題意識を持ち始めます。
それを提案して、自分で責任を負って、日々のルーティンワークに加えて膨大な時間を割いて、忍耐力と継続をもって取り組もうとします。
誰もができるものではありません。
「スケジュールに追われて忙しいのに、なんでそれを俺が?」と思う人だっています。
そう思う人の方が多いと思います。
組織を作る人は、そんな人も含めて戦力にする忍耐力と腕力、寛容さが必要です。

 現場を少しでもよくしようと改善に忍耐力を発揮した人が、一つの課題をやり遂げることができたなら、関わったスタッフからの信頼を得ることができます。
誰もがその姿勢を見ています。現場や組織の改善は周りの人を巻き込まなければできないからです。この信頼は一番の財産です。

 スタッフが彼にふさわしいポジションを求めるようになります。
僕が仕事を任せる判断基準の一つに、その制作はスタッフに信頼されているか、というものが当然あります。
その責任を負うことを避けてきた人は、それにふさわしいポジションに落ち着きます。
どちらのポジションが幸せかは、働くことに求めるその人の価値観です。
自分がやろうとしていることと、自分に求められていることのすり合わせができるとビジョンが明確になります。
二つが大きなものになるほど働くモチベーションも力強いものになるんですけどね。

 組織やチームを作る資質は持ち合わせていなくても出来ることはある。責任を負おうとする者をサポートする姿勢は見せて欲しい。
それが、この同じ現場、チームで仕事をしていく条件として僕が求めることです。
山積する問題の改善にずっと取り組んでいるけれど、参加者のいろんなレベルの答えを聞いて、最後にそんな話をした先日の制作会議でした。

水, 7月 11 2012 » P.A.WORKS Blog

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