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第五十九夜

こんばんは。

 

昨夜のムービーチェック時に、とある事で議論になりました。

「どう処理したら、もっとも視聴者の方に恐がってもらえるだろうか?」

という内容でした。

結局、いろんなパターンを作ってみて、恐いものが苦手な制作に見せてみて、

一番恐がるパターンを採用する事になりました。

 

”ホラー”を追及する毎日です。

 

それでは、本日の一般投稿をどうぞ。

  

 

 

 

 

 

高校生の頃、毎年七夕が近くなると、校舎の中庭に飾られる大きな笹に友達と短冊を結びに行った。

 

その年は忙しく、友人たちも色々と用事があったので、七夕当日の朝に早く学校に集合して短冊をつけに行くことにした。

 

無事に短冊をつけ終え、他の人の短冊を見たりして遊んでいると予鈴が鳴り、私と友人たちは走って教室へ帰った。

 

しかし、足の遅い1人の友人が「待ってー!!」と遠くから私達を追いかけて来るのが見え、

私達は「早く、早くー!!待っててあげないもーん!!」と言いながら教室に入った。

しばらくすると先生が入ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日、○○さんは休みです。」と告げた。

 

 

 

 

 

 

 

…?

 

 

 

 

 

 

それは、さっきまで一緒に居たはずの足の遅い友人の名前だった。

 

私と友人たちは一斉に顔を見合わせ、廊下に出てその存在を確かめようとした。

 

しかし、彼女はいなかった。

  

 

 

 

後日、彼女は普通に「カゼだった」と通学してきていて何も無かった。

 

私達は七夕当日中、彼女の名が書かれた短冊を見つけてしまいそうな恐怖で、中庭に近づく事が出来なかった。

 

 

 

 

 

【一言コメント】

楽しい思い出になるはずの七夕が、とんだ恐怖体験でしたね…。

そのお友達に、その日の事を覚えているか聞いてみて欲しいです。

でも、良く考えてみると…。

「…はがきで送ってくれた怪談話に出てた○○さん。その○○さんっていう女の子ね…本当にいるの?その子」

「近くにいる?確かにいる?今は?」

  

 

 

「…いないのね」 

 

  

水, 2月 15 2012 » Another怪談百物語

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