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第三十二夜

はじめまして、あけましておめでとうございます。
日々雪が降り続く城端の本社 水田です、宜しくお願い致します。
私の昔話にしばらくお付き合いを頂ければ幸いです。

 

 
車の免許を取ったばかりで浮かれ小僧だった頃の話です。
その頃の遊びと言えば車で遠出!ある日、夜のドライブに出発。
1時間半ほど車を走らせたある山間の今はほとんど使われていないトンネルへ男女7人で肝試しへ行きました。

 

その日も今頃のような冬のまっただ中、空には一面の黒い雲が月を隠し、
雨は降っていないものの凍てつくような寒さの中、車2台を走らせ車幅ぎりぎりの狭い道を突き進みました。

 

民家もなく照明もない小さいトンネルへさしかかった所で車を止め、車のライトで照らされた入口で記念撮影をしようとはしゃいでいると、
1人の女の子がこれ以上進みたくないと真剣に訴えるので私と男友達の2人だけを残し他のメンバーは車に戻りました。

iriguchi 
お決まりのようにトンネルの真ん中付近で何かが起こると、よくある怪談話が噂されている所なので、
霊感の欠片もない浮かれ小僧の私はここで漢を見せようとトンネルの中頃にあるお地蔵様の写真を撮ってくる肝試しを2人で決行!

車のヘッドライトを頼りに白い息を吐きながらトンネルを進みました。

 

3分の1ほど進んだところで…
車のヘッドライトがチカチカとついたり消えたりして足下もはっきり見えない状況になりました。
奴らなかなかやってくれるな!と車に残っている友人がいたずらしていると思い、さらに度胸がある所を見せる為余裕を見せて歩いていきました。

 

霊感のない私はなんの問題もなく進み、小さいお地蔵様を発見!
無事写真を撮り終えてトンネルの先を見てみると…

 

 

  

トンネルの出口が全く見えないのです。

 

 

 
正直以前も1度来たことがあり、さほど長いトンネルでもなくここまで来たら出口が見えるハズなのですが、よく見えません。
ちょっと気になったのですが、そのまま他の皆が待つ車へ戻りました。

 

やったぜ!と得意げに車に戻ったのですが…車内の雰囲気はかなり悪く…
先ほどの女の子は機嫌が悪くトンネルに入りたくないと青い顔で訴えていました。
ですがUターン出来る道幅もなく、バックで戻るにも厳しい山道です。

 
3分ほどでしょうか何とか女の子を説得してトンネルを抜けて帰ることになり、2台はゆっくりと
トンネルを進み出口付近にさしかかった所で…

 
先頭の車が突然停車!…何故停めるのかと女の子はさらに怒りだし…
ラブラブドライブを予定していた車内は凍てつく冷たい雰囲気に!!
冗談はもうきかない状況だと友人に伝えようと車を降りたとき、前の車から青い顔をして友人が降りてきました。
 

「前を見ろ!」と友人は叫んでいます。

  
「迫真の演技はいらないぞ!」と私は言い返し、友人の所へ前方が見えてきたとき…

 

愕然としました。

トンネルの出口が暗く先が見えないどころか…

  

  

 

 
土砂崩れで通行止めに!!

  

 

  

洒落になっていない…あの山道をバックで戻るなんて…
それもこのままだと私が先頭でバックしなければ……

  

  

暗いよ…恐いよ…狭いよ…

  

  

入口の注意書きの看板はちゃんと確認しよう!
と、ここまでは普通にありそうな話?ですが、マジ話でこれには続きがあります。

 

続きは次回のブログで…

 

  

「続き…あるんだ…」

  

 

土, 1月 7 2012 » Another怪談百物語

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