P.A.WORKS Blog

第二十三夜

こんばんは、相馬です。

  

昨日はP.Aの忘年会でした。

なので、今日は忘年会にちなんだ怪談をしようと思います。

  

いまから数年前。

その年は、山奥の旅館が忘年会の会場でした。

自分は朝まで飲み明かし、皆が寝静まった頃に、同僚2人と露天風呂に行きました。

雪景色を楽しみながら入れる露天風呂です。

風呂に行く途中、同僚は忘れ物をしたのに気づいて部屋に引き返したので、

自分は1人で先に行く事になりました。

  

脱衣所につくと、急にお腹が痛くなり、併設されていたトイレに入ったのですが、

1、2分して、誰かが脱衣所に入ってきて、ガラガラという音がしたので、

同僚が先に風呂に入ったのだと思いました。

 

それからすぐ、自分もトイレを出て風呂に入ったのですが。

  

  

 

誰もいないのです。

  

 

 

確かにさっきガラス戸を開ける音がしたはずなのに。

同僚は相当飲んでいたので、まさか露天風呂から外に出たりしていないか心配になり、周りを探したのですが、一向に見つかりません。

気になりつつも、とりあえず風呂から上がりました。

  

部屋に帰ると一緒に風呂場に向かった同僚がいました。

忘れ物を取りに部屋に帰った際、麻雀に誘われ、風呂に行けなくなっていたのです。

やはり勘違いだったかと思い、その日はそのまま寝ました。

  

そして、次の日。

チェックアウトの為、部屋からロビーに向かう途中、廊下から窓の外をふと見たのです。すると…。

  

  

露天風呂から山の方に向かって、微かに足跡が続いていました。

  

  

やっぱり、昨夜、誰かが露天風呂から外に出たんだと思い、

急いでロビーに向かったのですが。

  

  

全員いました。

  

  

ちなみに、旅館は貸し切りだったので、うちの会社の人間以外はいません。

無論、真夜中に風呂掃除をする従業員の方もいません。

  

  

今でも、ガラガラというガラス戸を開ける音は鮮明に覚えています。

自分が“誰”と一緒に入っていたのかは“謎”ですが。

  

 「気を付けた方がいいよ…今日も入っているかもしれない…」

 

木, 12月 29 2011 » Another怪談百物語

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