P.A.WORKS Blog

第二十二夜

初めまして。

アナザーの6話のコンテ・演出担当しています室井ふみえです。

制作会社のP.A.WORKSのスタジオに入って、仕事をしてますよ。

 

で、ここに入り出してからドキッとすることがね、一杯なのです。

  

まずは仕事していて、はー疲れたなと、席を立ち珈琲でも入れっぺかと御厨、台所に向かいます。

台所の辺りは深夜人がいないと暗い。

するりとシンクの前に立つと、天井の明かりがふっとつく。

まるでわたしを迎えてくれたかのようだ。

珈琲の香りをたてつつカップを持って背を向け出て行くと、知らぬ間に明かりがふっと消えるのです。

(え?なんだと?そこの君!それは人感センサーだ!家にもあるぞ、なんて野暮なことは言うなよ)

  

そして深夜スタジオの人気無い、薄暗がりの中で仕事をしていて、休憩がてら、厠、お手洗い行こうと立ち上がる。

途中の廊下には地下に行く為の急な階段が地の底につながるかのようにぼーっと光っています。

そそくさとその脇を抜けて便所の扉を開くと真っ暗な中にうっすら白い陶器の便器が見えます。

ゆっくり足を踏み込むと、天井の明かりが私を迎えるかのようにふっと点灯します。

(そこのお嬢ちゃん、野暮は言うなよ、野暮は!)

びくびくしながら用を足していますと、何もしていないのに突然、明かりが消え真っ暗に。腰を抜かしぎゃーーっと叫びたくなります。

わたわたと服を直して出て行こうとすると、意地悪をしてごめんねと言わんばかりにまた天井の明かりがつくのです。

  

そして何より怖いのは、スタッフの出入りするドア。

扉の前に行き、手をかざす。

と、私を認識しカチャンと音がして静かにドアを開けてくれるのです。

そのはずなのです。

みんなそうしてるはずなのです。

な、なのにまるで私を嫌うかのごとく「エラーです、もう一回手をかざして下さい」と連呼して入れてくれないのです。

先日は、休憩の為に外に出てきた水島監督に救ってもらいました。

  

まあ、ね、私が機械に嫌われたり、使い方よくわかって無いだけなんでしょうけんどね。

  

ま、そんなこんなで日々孤軍奮闘しつつアナザーの完成に向けて、日々邁進してます。

  

「気をつけた方が良いよ……センサー付きの扉には。冬の寒空に誰かが出てくるまで立ちんぼしないといけなくなるから」

(え?そんな間抜け話私だけ?)

  

火, 12月 27 2011 » Another怪談百物語

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