夏の終わりの休日
夜に聴こえる虫の音はすっかり秋です。
昼の蝉が命乞いにも聴こえる夏の終わりです。
城端では酒米の稲刈りが始まりました。
午後から湯涌に行ってきました。
城端からは、下道で金沢大学角間キャンパスを越えて一時間足らずです。
湯涌稲荷に参拝して望み札を眺め、描かれている絵に関心し、
1期EDで結名が座っていたベンチを眺めながらソフトクリームを舐め、
玉泉湖をぐるりと周ってぼんぼり祭りの夜を想像し、
僕の横では若いカップルが足湯に浸かっている。
「この上に何があるの?」
「イナカ大明神だって」
「ふーん」
ふやけた足先に視線を落とし、#19のなこちに倣ってモノローグで呟く。
『えっ!? 緒花ちゃん、それはイナリ…』
柚子サイダー6本入りをお土産に買って帰りました。
アマゾンから届いたジプシーキングスを車中でかけると、過ぎ去りし真夏の想い出を喚起させるのですが、思い出すものが無い。
今年の夏は作品の追い込みだったためか短かった。
立派な積乱雲にも二度お目にかかっただけだった。