理想は高く、望みは流れる
女性の制作は寿退社をすることが多いです。
仕事も覚えてこれから、という時に選択を迫られることが多いですね。
長続きせず人材の回転が早い職種なので、戦力を失うそんな時は僕も残念だなあ…という本音を抑えて祝福することになります。
まだそんな選択の機会は微塵も感じさせない女性制作と話していまして。
「私の理想は、家つき、庭つき、但し親と同居はダメ。三食昼寝つき、それから車も必要ですね」
「でもなあ、そんな男は選ぶ相手も選り取り見取りだぞ」
「私を選んでくれる人がいるかもしれないじゃないですか」
「自分で探すわけでもなく、そんな理想の男が【偶然】君の前に現れて?」
「はい」
「選り取り見取りの中から【偶然】君を選ぶと?」
「はい」
『よしよし。当分その理想を下げるなよ。まだまだ働けるぞ』
望み札に「マジ結婚!」と書いた女性もいました。
この制作強化の時期、背に腹はかえられまい。
出雲に神様が札を運んでしまう前に、お稲荷さんに油揚げの袖の下。
そっと湯涌の川に札を流しておいてもらおうかと。