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歩きの歩調は合うのか

 0809-1

本社5スタ―動画部屋は作画机を円型に配置にしたようです。

中心に立つとジオラマを見ているようで、グルグル廻りたくなりませんか?

 

横断歩道を行き交う人々を駅ビルの2Fにあるスターバックスから見ていると、真っ直ぐ前方を見据えて歩いている人は稀なんだな、と気付きます。

俯いたり横を向いたり、隣の人と会話しながら歩いていたり。

アニメーションで歩くモブは、みんな進行方向を見据えて真っ直ぐ歩いているでしょう?

首の角度にちょっとした工夫を加える手間が大変なのか、そこに関心が無いのかどちらなんでしょう。

 

最近『花いろ』のラッシュをチェックしていたら、香林高校の校庭や近江町市場を歩く3Dアニメーションのモブが、半年前より人間らしく振舞っていることに気づきました。

#16『あの空、この空』で女優末広広子の部屋から見えるトンビも、浜辺に打ち寄せる波も、2008年の『true tears』の頃より格段に豊かな表現になっているようです。

 

『ほお、ここまで出来るんだ』

できると分れば益々頼りたくなるのが監督というもの。

原画マンも美術も撮影も、どのセクションに対しても同じですね。

そこは喜んでいいはずだけど物理的には苦しいんじゃないかな(笑)

 

でもですね。

工程がデジタル化されて以来、マシンもソフトもどんどん進化して、表現の手法と作業効率が向上し続けている今、

作業効率の変わらないアナログな手描き作画は、いつか他セクションの進歩速度に歩調を合わせられなくなるのかしらん。

ならば、作画はどんな表現に特化していくかですね。

そんなことを考えた3D表現の進化です。

水, 8月 10 2011 » P.A.WORKS Blog

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