俺たちにもあったかも知れない青春
本社の屋上からは、イオックス・アローザスキー場のゲレンデが見えます。
先週末の良く晴れた土曜日は、積雪量も充分なスキー日和でしたね。
2月中には一度滑りに行きたいな。
大学生の息子がスキーとスノーボードをしに、3人の友人を家に連れて帰省しました。
一日滑った翌日曜日の天気は打って変わって荒れ模様。
4人の学生はスキーを諦め、こたつに入って『true tears』全話上映会に切り替えたようです。
何故そんなに夢中になったのか。訊けば友人たちはみな高校時代は男子校だったようです。
もし男女共学だったら俺達も『true tears』のような青春を送ったのではないだろうか、
と妄想を膨らませていたのでしょう。
しかも1つ屋根の下にヒロインと同居だもんな。
彼らがマラソン視聴会を終えても外は雪だったので、『true tears』の舞台参考
にした通学路やスーパー、比呂美と眞一郎の母がアイスクリームを買う商店街
を案内しつつ、福光医王山温泉「ぬくもりの郷」の雪見露天風呂に誘いました。
「人生の大切な時期に取り返しのつかないものを失いました」
冗談とも本音とも取れる笑みを湛える若者。
なるほどね…、確かに男子校出身者にとって学園青春恋愛ドラマは、
あったかも知れないもう一つの青春を夢見るに充分な刺戟が満載ですよね。
だとすれば、大学でいきなり黒髪の乙女や深窓のご令嬢が隣の席に座ったら、
講義に集中するどころではないのではあるまいか?
これからバラ色のキャンパスライフで青春を取り戻すがいい。