P.A.WORKS Blog

彼女の存在がもたらしているもの

『花咲くいろは』キャラクターデザイン総作画監督の関口可奈味さんです。

P.A.WORKS作品の作画クオリティーを支えてくれている最大の功労者です。

安藤監督の席からはこんな風に見えます。

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 彼女の帰宅後、監督が作監上がりをパラパラとめくりながら言ったことがありました。

「しんどい作業が続く中で関口さんの作監上がりを見るのが俺の楽しみ。

心が健やかになる」

 

ですよね。監督が心健やかになることで、作品にどれほど良い影響があるか。

監督と総作画監督の信頼関係が現場にどれほど見えない恩恵をもたらしていることか。

プロデューサーに絶大な安心感を与えてくれる人です。

人柄もあるけれど、そこに作画技術を越え、総作画監督という役職を越えて、彼女が現場に在籍することの付加価値を見て僕は感謝するのです。

 

先日20代の若手アニメーターにこんな話をしました。

原画の物量の壁は30歳までに来る。

キャリアを考えるなら、そこからは自分の付加価値を意識することで現役寿命を延ばせる。

そうでなければ、ずっと体力勝負の出来高で食べていく覚悟が必要。

その付加価値とは、自分が関わることで周りに良い影響を及ぼせるか。

できることは、今まで積み上げ評価を得てきた実績の延長です。

担当シーンのクオリティーから担当話数のクオリティーへ。

作品のクオリティーから制作現場、企業への影響。

30代、40代と、何をすることで貢献の範囲が広がるかを考える時がきます。

 

彼女のキャリアはアニメーターの目標となる好例でもあり、

ちょっと真似できない稀有な資質の持ち主でもありますが、

今後どのような価値観を見出して、どんな活躍を続けるのか、

注目していたい人なのです。

木, 10月 28 2010 » P.A.WORKS Blog

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